ベンチャー社長の読書ウェブログ216、217、218、219冊目。
私の知り合いに、飲食店をやる人にはお奨めだよとプレゼントしたりしている本がこの藤田田氏の本です。
飲食以外でも独立を考えられている人であれば、絶対読んで欲しい本の1つです。
ここでちょっと余談。多分、皆さんも聞いた事があると思います。
アフリカに靴を売り込みに行った商社マンの話です。
2人の商社マンが靴の売り込みで、アフリカに行きました。
一人は、会社にこう報告します。
“アフリカは原住民の習慣上、靴は履かないそうです。それゆえ、アフリカでは靴は売れません。”
もう一人は、会社にこう報告します。
“アフリカ人は、一人も靴を履いていません。大至急、在庫分の靴を送ってください。これからのアフリカの靴市場は巨大なマーケットです!”
と言ったそうです。同じ物を見ても、違った反応を示すんですよね。
(今は、アフリカ人も靴を履いています。)
この藤田田さんも同じような未来を見たんじゃないかなって思っています。
和食の文化の中にファーストフードを持ってきて、それを習慣化出来た。
それってすごくないですか?私は、靴よりも食文化を変える方が難しいと思うんです。
日本のそうめんをアメリカに輸出して、アメリカ人が一週間に1回ぐらいの割合でランチで食べているんですよ。(笑)
それゆえ、この靴の商社マン以上に藤田田さんの方がすごいと思います。
この本では、その藤田田さんの頭の中でどのような事を考えていたのかを詳しく説明してくれます。
日本人としては、ちょっとアクの強い印象を本から受けますが、それ以上に商売人として、
どのような事を考えて、何処を見て商売をされていたか詳しく教えてくれる本です。
商売人として、松下幸之助氏、藤田田氏は、絶対に読んで頂きたい人達です。
(と言いながらも、実はもっといるんです。笑)
最後にまたまた余談ですが、ソフトバンクの孫さんも、若い時、この藤田田さんの話が聞きたくて、アポなしで福岡から出てきた事があるそうです。(それもすごいですよね。)
人気blogランキング。書評を気に入って頂けたら、1クリックして頂けたら幸いです。どうかよろしくお願いします。
アマゾン書評 ☆☆☆☆☆(第1巻)
☆☆☆☆+(第2巻)
☆☆☆☆☆(第3巻)
☆☆☆☆☆(第4巻)